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【vol. 28 】人不足とAIと、意識解放との戦い?

どこの業界も人不足である。とりわけ、接客業の人気がない。これは店舗の問題だけはない、ひいては商業施設自体が成り立たない。

デジタル化とコロナ禍で、すっかり、働き方に対する考え方が変わった。人と接することなく、パソコンさえあればどこでもできるのが仕事、というきらいもある。中には、パソコンに向かっていれば仕事をしてる風というのもあり、決して生産性に寄与してないこともあり、困ったものだ。本当に生産性を産むためには、人に接して初めて成立する仕事も多い。が、現実は、パソコンを離れたとして、倉庫などの人との接触の少ない職場が人気だという。。。


とにかく、デジタルの力を借りて、ロボットの力も借りて、使えるものはなんでも使うしかない。が、まだ、それぞれの機能をコーディネートするフレキシビリティ性という意味では、人の力が必要だ。そのうち、AIが複雑な与件を解析してコーデイネートするようになるのかもしれないが、その分水嶺はいつなのか。実は、モチベーションがあれば、人間ほどフレキシビリティの高いものは他にない。

ここに来て、人の力をいかに多角的に多様に活用するのか。それぞれ分業の壁をこえて、もはや、デベロッパーかテナントか、とかではなく、むしろ、働き手かお客様か、さえも超えた関係を視野に入れて、能動的に取り組むような環境づくり、共創の仕組みが求められる。

今の情報の伝わり方は、SNS、WEBから縦横無尽。しかも、優先順位は、個人の志向によって、すでに、AIにコントロールされていると言う。そうなると、知らず知らずのうちにますます、自分の好きな情報だけがセグメントされて、自分に都合の良い世界が肯定されて、内向的になっていく人が増えていく。。。

能動的に働く環境とは、情報の呪縛を解いて、内向的になりがちな思考をいかに外を向いた多様な広がりに向けていくか、つまり、人の意識をいかに解放するか、という取り組みかもしれない。。。




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