「一人で」動く、過ごすを前提に周りを見てみる。確かに、今やどこにでもあるスタバなどで見かける人は一人が多い。たとえ、複数でいても、皆スマホがあるので、一人一人の別の世界にいるようだ。家でも、それぞれのスマホを見ていて、時々、誰かが見てる情報から何かを言う。が、同じものを見てる訳では無いので、会話にならない。といった経験も多いのでは無いだろうか。
そこにいる人とではなく、スマホでそこにいない誰かとつながっている。そのつながりの強度によって、同じ志向、似た価値観の人がどの程度いるのか、フォロワー数や投稿などで確認できる安心感さえある。そこに気持ちの上での共同体=コミュニティCommunity が生み出される。リアルな社会、友人、家族とは別のコミュニティCommunity である。すでにそれぞれの個人にとってかけがえのない存在となっている。が、これがなかなかリアルに顕在化されない状況では無いだろうか。
中には、強いコミュニティCommunity では、推し活のようなリアルにも顕著な活動もある。が、多くはまだ、それぞれ個人の心のコミュニティCommunity にとどまっているものが無数にありそうだ。そこを掘り起こせば、リアルな活動にも展開できるビジネスチャンスがあるはずである。
「一人で」=「個」を大切にしながら、緩やかに誰かと繋がっている=「Co」mmunityの状態をキープする。そこから時々、リアル活動に臨む。すると、また新たな繋がりの展開に発展する。さらに次のリアル活動にも繋がっていく。そんな様相が浮かび上がってくる。
さて、その繋がりをどう解明してどう活用できるのか、AIの力を借りるのか、人の知恵の出しどころである。