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ギフト・ショー セミナー登壇記❸


3回目のセミナーは、少し趣向を変えてみた。これまでは、プロジェクトのケーススタディを中心にお話ししてきた。が、前提となる世の中の価値観の変化を一旦、ここで、俯瞰しておくべきではないかと思ったからだ。というのも、最近、生活者動向調査の結果から、如実にその変化を感じてる。コロナ後の昨年から今年にかけて、そもそも生活者動向の調査の機会が多い。それは、事業者が価値観の変化を捉えきれていない、漠然とした不安があるからだと思う。実は、誰もが個人としては変化しつつあるのを実感しつつ、だが、対象者として把握しづらくなってきてるからに他ならない。


ギフト・ショー セミナー登壇記❸

というのも、このコラムでも取り上げたが、『【vol. 35】「一人で」が主流?』『【vol. 36】「個」と「Co」』にみられるように、個人の行動が増えて、スマホでそれぞれ「見えない」情報共有でマーケットが動いている。そこで、今、どういうライフステージのどういう指向性の人々がクラスターとして捉えられるのか?どういう分布、ボリュームになっているのか?その情報感度の違いは?といったことを分析してみた。追って、コラムにしたいと思う。


さて、セミナー後にお話ししたのは、ECサイトで販売する家電メーカーの方。マーケット分析を常日頃からしてるものの、やはり年齢や性別といった属性で捉える傾向が高く、それにあったアプローチがどうしてもステレオタイプになりがち、という。ターゲットという考え方をやめて、価値=イミを伝えるアプローチが必要だと思う。


また、大手カフェチェーンの方ともお話しした。リアルな接客業だけに、それぞれのスタッフにその価値=イミは委ねられる。となると、スタッフそれぞれがどのようにキャッチアップして、自分ごととして考えるか、にかかっている。同業だけに、言うは易し、行うは難し。その課題に向き合う日々である。


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