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ギフト・ショー セミナー登壇記❷


2回目となるギフトショーのグルメ&ダイニングセミナーに登壇した。ギフトショー自体、コロナ禍があけて本格始動した感じで活況であった。私のセミナーにも約50名超の方々にご参加いただいた。

全国を対象にしているので、往々にして東京以外で事業展開されてる方々が多いと思う。受講者が多岐に渡るので、プロジェクトの紹介も、できるだけ、全国各地のエリアを選んでいる。こちらとしてはそれぞれの方に何かしらヒントにしてもらえたら、という思いから、できるだけ抽象的な話にならないように、実際のプロジェクトの事例を持って、リアルな実践のお話しをしている。

今回は、地方の事業者だけでなく、本社東京の全国展開の事業者もいらしてたようで、次なる開発の機運が高まってきてるのを感じた。



セミナーの内容としては、プロジェクトベースで、「外から中を見る」「中身から外見を考える」という二つの視点で、結果「外と中の関係性をつくる」ことに焦点を当ててお話しした。


「外から中を見る」はまさに、外部からの俯瞰した視点で見えてくるものがある、ということ。よく地域活性化のキーマンは「よそ者、若者、ばか者」と言われる、「よそ者」の真意である。

セミナーの中でもご紹介した案件で「よそ者」である我々が開発に携わった事業を20数年続けていただいてる事業者の方にもご参加いただいていて、我々「よそ者」なき後「近年は中だけでやっていて、行き詰まりを感じているがどうしたら良いか」という率直なご質問もいただいた。が、残念ながら、定期的に見てきていないので、なんとも言い難い。。。


一方、「中身から外見を考える」は、多くのプロジェクトが「外見」から考えがちだということ。特にありがちなのは、建物を伴うプロジェクト。これに関しては、経験と実績から、かなり警鐘を鳴らしたい懸念点である。

折しも、セミナー終了後にご挨拶させていただいた方の中に、建物の建て替えを伴う案件を控えてるという事業者の代表の方がいた。「間違っても先に「外見」=建築設計から入ってはいけない」というくだりをご理解いただけたかどうか。。。


「外から中を見る」=外からの目線で、中の人が動く仕組みをつくる。

「中身から外見を考える」=中の事業構造を考えてから、外の設計などの計画に取り掛かる。

というように、中の人の主体性を築き、外の人の役割を明確にして、その相互の機能を効率的に活かすこと=「外と中の関係性をつくる」がプロジェクトの成否の要諦であり、まさに、プロデュースのキモである。


セミナーでは、一方的にお話しするスタイルなので、いつも伝えきれたかどうか、不安はつきもの。受け取り方もいろいろあるし、何かしらのお役に立てたかどうか。。。改めて、コラムにしておこうと思う。


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